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ハイト(phyto)は植物の意味ですが、『カルチャ』は『(土地を)耕し(植物を)育てること』=『栽培』を意味すると同時に、『(精神を)耕し(生活様式を)育てること』=『文化』をも意味しています。私たちハイトカルチャ株式会社がめざすのは、この『植物栽培』(phytoculture)のシステムを革命的に転換することであり、それを通して新たな『植物文化』(phytoculture)を創造していくことです。 私たちは、それを地下部のルートシステム・コントロール(根茎制御)と地上部のマイクロ・クラメイト・コントロール(微気候制御)を統合したハイトカルチャ・コントロール(植物育成制御)というコンセプトを通して追求していきます。
私たちは、こうした研究開発を通じて、木を植え、植物を育て、世界を緑で満たしていくことに情熱を傾けたいと考えています。 土がないところでもマイクロクラメイトを維持しながら植物栽培ができるハイトカルチャ・コントロール・ユニットがさまざまな形で開発されるなら、大都市の集合住宅のベランダや屋上をはじめ、至るところを容易に花壇や菜園に変えることができます。清潔で手軽な室内栽培も可能になります。 こうして、身近な環境を、そして世界の乾燥地帯を、さらには未来の宇宙基地をも緑でいっぱいに満たしていくことに、私たちの果てしない情熱を費やしてみたいのです。
私たちの出発点は、林学・農学の研究の中で得た知見を人々の生活に役立てたいというところにあります。研究を実験室の中に閉じ込めておくのではなく、自らの手によって技術に結びつけ、それを体系化して生活と生産の中に解放していきたい、そしてそのことによって人間社会に対して意義を求める研究と知識にしてきたい、これが私たちの想いです。 そして、私たちが集積しているハイトカルチャ技術を中核として、例えばセラミック技術、環境管理技術などをめぐって外部の研究者・研究機関・企業などと提携協力するアウトソーシングを積極的に進め、それによって自社がもつ経営資源以上のものを結集できるいわゆるバーチャル・コーポレーションをめざしていきたいと考えていますが、それも自然科学ならびに人文・社会科学の研究者を統合した企業運営によってこそ推進できるものだと思います。
このようにして、私たちは経営者自身が営利動機ではなく意義をふまえた高い達成動機をもち、専門能力を拠りどころにして、飛躍的な技術革新に挑戦していく新しい型の経営、企業の存在意義と理念を先行させた経営を実現していきます。 株式会社の『株』は植物の『株』に通じます。『株』は『木を切った後に残った幹または根』とともに『植物の何本にもなった根もと』を表す言葉です。資本の株を信頼を結実させる根もとを構成するものにしていきたいと私たちは願っています。多くの皆様の参加を心から呼びかけます。 |