| 相互信頼による開かれたネットワークに 株式会社の「株」は植物の株に通じます。「株」は、「木を切った後に残った幹または根」を表すとともに、「植物の何本にもなった根もと」を表す言葉です(日本国語大辞典)。この後者の意味からcapital stockを「株式」というようになったのだと思われます。そして、ハイトカルチャの株はキャピタルの株なくしては成長できません。私たちは、資本の株を植物の株に対するのと同じ愛情と配慮を持って育てていきます。そして、株式公開・上場をめざします。ここに多くの方々の株主としての積極的な参加を望みたいと考えています。 従来の企業経営には、所有者型(オーナー型)経営と経営者型(マネジメント型)経営があります。今日の日本では所有と経営の分離が著しく進み、大企業を中心に経営者型の経営が一般的になっています。しかし、これは企業の経営者支配を生み、所有者である株主に対しては、事実上配当や株価上昇などの形による経済的利益の還元のみを持って対応し、株主総会などの通じてなされるべき経営者の意思決定に対する社会的チェックがなおざりにされる弊害が指摘されるようになっています。これに対し、中小企業を中心になおかなり存在する所有者型の経営の利点が見直され始めています。ここにおいては、所有者と密着した経営者が有能であれば、意思決定は企業の存在理由に常に回帰することが可能で、革新への意欲は実現されやすく、また小規模であるために市場の競争を通じて社会的チェックが働きやすいというメリットが認められます。しかし、同時に、同族経営など狭い範囲での恣意的運営や世襲などの閉じられた体質を生みやすい欠陥も持っています。 21世紀の企業経営は、この二つの型それぞれのメリットを生かしデメリットを是正する方の創造を追求しなければなりません。そのためには、まず経営者自身が起業家精神、すなわち営利欲ではなく意義をふまえた高い達成動機を持ち、また専門能力を拠りどころにして革新に挑戦していく姿勢を持つことが必要だと考えます。ここに、私たちが「利潤より意義を」「研究者の意欲を生かせる運営」をあげ、その二つを結合することをめざした意味があります。このような経営を追求するなら、所有者型の経営のメリットと同じメリットが発揮されやすいのと同時に、自らの所有にこだわらずに達成動機の成就を優先するために、閉じられた体質に陥るデメリットが是正されうると考えられます。 しかし、私たちは同時に、このように企業理念を先行させたいわば同志的結合を重視するとともに、その企業理念を、株主という形で私たちの企業活動に参加してくださる皆さんに共有していただける「開かれた」ものにしていかなければならない、と考えています。 ここに、私たちは、もう一つの合い言葉、「信頼と公開」を掲げます。そういう形で共有された開かれたものになっていくなら、私たちの企業活動は、利潤追求を基本原理とする経済行為を媒介にしながら、「相互信頼による開かれたネットワーク」になっていくことでしょう。ここには、フランシス・フクヤマが近著『「信」なくば立たず』で提唱している、互いに信頼に支えられた人々が組織の中で共通の目的のために働く「高信頼経済」に通ずるものがあると考えているからです。ここにキャピタルの株は「信頼(トラスト)」を結実させる「根もと」を構成するものとなることでしょう。 多くの皆さんの参加を心から訴えます。 |
会社理念
ハイトカルチャ宣言〜われわれがめざすもの〜
植物栽培の革命を推進し、新たな植物文化を創造します
我が亡き後に緑よ繁れ
意義を求める企業運営を進めます
信頼と公開を貫くベンチャービジネスをつくりあげます
ハイトカルチャ株式会社がめざすもの
新たな植物文化の創生
ハイトカルチャ・コントロールのコンセプト
ルートシステム・コントロール
マイクロクライメイト・コントロール
「木を植える者」の持続的情熱
木を植えた男たちがもたらした感動
我が亡き後に緑よ繁れ
意義を求め情熱を生かす企業に
利潤より意義を
研究者の意欲を生かせる運営
相互信頼による開かれたネットワークに